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【センター試験2020】数学1の分析…東進・河合塾・データネット速報まとめ - リセマム

【センター試験2020】数学1の分析…東進・河合塾・データネット速報まとめ - リセマム

 2020年1月19日、大学入試センター試験2日目「数学1」が終了した。ベネッセコーポレーションと駿台予備校による「データネット」と、河合塾より提供を受け、「数学1」の大学入試センター試験分析速報「科目別分析コメント」を紹介する。

数学I


 「データの分析」で、99個の抽象的なデータについて、四分位数に関する正しい記述を選ぶ問題が出題された。出題分野に変化はなかったが、頻出の必要条件・十分条件に関する問題は出題されなかった。また、抽象的な設定で正しい知識が身に付いているかを問う目新しい問題があった。選択肢の数が多く時間がかかるところもあったが、全体的な計算量は少なく、分量は昨年並みだった。目新しい問題があり解きにくく、やや難化した。(河合塾)

 全体の問題量や計算量は昨年同様だったが、第2問が中問形式で出題された。数値を答えさせるのではなく、正しい記述や数値の組合せを選択させる新しい問い方で出題された。全体的に基本的な内容が問われているが、昨年よりやや難化した。問題量は昨年並み。(データネット)

 大問4題で全問必答。出題形式・難易度には大きな変化は見られなかった。第3問を除き、数学I・数学Aと共通の設問が多い。第4問のデータの分析では、箱ひげ図・ヒストグラム・散布図の読み取り、新傾向の問題は出題されなかった。全体的には昨年度と同程度の難易度、分量だった。(東進)

数学I・数学A


 大問数・出題分野とも昨年から概ね変化がなかったが、データの分析と確率の最初の設問が目新しい。第1問の数と式は直線を題材とした不等式・方程式を解く問題。集合と命題は倍数に関する問題で取り組みやすい。二次関数は関数値の評価と平行移動が問われた。第2問の図形と計量は設定がわかりにくく解答の方針が立てにくい。データの分析の最初は四分位数に関する正しい記述を選ぶ設問で、内容が抽象的な事が目新しく難しい。その反面、図に関する設問は取り組みやすい。第3問の確率の前半は4つの確率に関する記述のうち正しいものを選ぶ問題で目新しく手間取った受験生も多かっただろう。後半は丁寧な誘導がついているので解きやすい。第4問の整数の性質は誘導が親切だが循環小数と記数法に慣れていないと難しく感じたかもしれない。第5問の図形の性質はチェバをはじめとする主要な定理を使う問題が多く出題されたため、解きやすかったが、方べきの定理の逆を使う設問はやや難しい。設問の難易を見極め、時間配分に気をつける必要がある試験だった。(河合塾)

 大問数、配点は昨年と同様。問題量、計算量も昨年並。「場合の数と確率」では、それぞれ4つの異なる題材の確率を考える問題が出題され、「整数の性質」では循環小数とn進法に関する融合問題が出題された。難易度と問題量は昨年並。(データネット)

 大問ごとの出題に大きな変化はないが、一般的な事柄や、個々の事象に対する確率の正誤判定を行う問題が出題されたことが目新しい。大問数の変化はなく、分量も大きく変わっていない。計算量が全体的に減少したため、昨年よりも取り組みやすかったものと思われる。(東進)

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2020-01-19 08:11:39Z
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