美しい山形産ユリ、首都圏へ（山形新聞） - Yahoo!ニュース

　清楚（せいそ）な姿と芳香が魅力のユリが、山形市の花き生産者から首都圏などへ出荷されている。今の時季は贈答用のほか、ホテルや結婚式場などの装飾花として需要が多く、早朝から収穫・選別作業が行われている。

　ユリの栽培と販売を手掛ける同市沖町の千歳園（池野博聡社長）では、ニュージーランドから球根を輸入し約75アールの園地で通年栽培している。ハウス内の温度を約15度に保たなければならないが、記録的な暖冬の影響で例年より暖房費が低く抑えられているという。年間約37万本を出荷し、現在は白い大輪の「ベンディゴ」や鮮やかなオレンジ色の「グラストンベリー」などを育てている。

　つぼみの状態で出荷するため、つぼみの膨らみ具合や、緑から徐々に花色へと変化する色のりを確認して刈り取るという。「ユリはつぼみから咲くまでの過程が醍醐味（だいごみ）。水やりに注意すれば2、3週間楽しむことができる」と池野社長。県内では産直施設や、園地近くの直売所「ゆりしごと」で販売している。

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January 30, 2020 at 06:35PM
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