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美しい写真を撮る秘けつとは 入賞多数の「フォトコン塾」に聞く - 神戸新聞

 2019年に兵庫県内外であった写真コンテストで、同県三田市内の写真サークル「フォトコン塾」が手掛けた延べ105作品が入賞や入選に輝いた。100点を超えるのは2年連続という。そこでウッディタウン市民センター(三田市けやき台1)で開催中の作品展に合わせ、メンバーたちに聞いてみた。美しい1枚を撮る秘けつって何ですか? (門田晋一)

 同塾は2016年1月に結成し、同市の加藤昭代さん(76)を中心に、計11人が所属。月1回の例会に作品を持ち寄り、批評し合って腕を磨き、昨年は県展や各市美術展など90を超える写真公募展に出品した。

 加藤さんに6人を推薦してもらい、作品を見ながらポイントを聞いた。被写体の選び方やピント、構図が大切とし、メンバーは「スポ根のようだけど『負けるもんか』と思うことで腕が上がる」と口をそろえた。

 作品展には41点を並べる。2日まで。加藤さんは「本気で上達したいという人はぜひ仲間に加わってほしい」と話す。

【フォトコン塾メンバーのコメント】

■林由喜夫さん(69)

 雨の日、小高い丘からヒマワリ畑を望遠で狙い、傘をワンポイントにしようと2時間も歩き回った。撮影場所にはこだわりたい。

■宇田川洋二さん(67)

 故郷の大山は登るたびに、美しくて新しい景色を見つける。重要なのは被写体にほれこみ、あらゆる表情を撮りたいという気持ち。

■名越章さん(68)

 大勢が狙う滑走路に背を向けて着陸前の飛行機の胴体にズーム。映った景色が人の顔みたいだった。視点を変える大切さを学んだ。

■清水和義さん(70)

 石仏の前にあったろうそくの光を指の間から見せて柔らかさを際立たせた。カメラの設定を変えながら粘り強く、たくさん撮った。

■山中俊三さん(87)

 伸びたヒマワリと麦わら帽子の子どもの後ろ姿に晩夏を感じた。良い作品への一歩は「偶然の出合い」にすぐレンズを向けること。

■馬場和正さん(75)

 昔の道具で田植えをする女性とステンレスの物干し台を1枚に収めて時代のずれを表した。被写体の人の自然体を狙うことも大事。

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March 01, 2020 at 03:30AM
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