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フォトジャーナリスト長倉洋海さんがとらえた 強く、美しい女性たち(telling,) - Yahoo!ニュース

アフガニスタン抵抗運動の若きリーダー、南アフリカの鉱山労働者、南米アマゾンの先住民……。世界の国々でひたむきに生きる人間の姿を記録してきたフォトジャーナリストの長倉洋海さんが、40年にわたるカメラマン歴で初めて、女性をテーマにした写真集を出しました。「大事な場面に必ず女性たちの姿があった」と語る長倉さんにお話を伺いました。 【画像】フォトジャーナリスト長倉洋海さんがとらえた強く、美しい女性たち

これまで、戦乱の地からアマゾンまであらゆる場所に行きました。闘う男たちや、困難な境遇で力強く生きる子どもたちの姿を撮ってきたけれど、なぜか女性をテーマにしたことはなかった。でも今回、「女性の写真集をつくりませんか」と言われて作品を見返してみたら、たくさん撮っていたんです。名前とともに思い浮かぶ顔も何人もいた。被写体として追ってきた男たちの妻や恋人だったり、子どもたちの母だったり。大事な場面に、かならず女性たちの姿があった。

その人の生きる美しさを撮りたかった

どうしてこんなに撮ったんだろう。女性たちのどこにひかれたんだろう。自分なりに改めて考えてみた。男でも子どもでも、美しい瞬間、その人の生きる美しさを撮りたいと思ってシャッターを押してきた。ひかれるのはその人の外見ではなく、生きる姿。凜として、堂々として、簡単にへこたれない強さ。そんな姿が美しいと思う。写真集では、この女性はこの写真を撮った時にどんな気持ちだったろうかと思い起こし、探りながら文章を書いた。1人ひとりの存在が立ち上がってくるよう、写真を詰め込まず、余白を活かして編んだ。

20代~30代は“たたかっている”時

カメラマンは、被写体がいちばん美しく、輝いている瞬間にグッとひかれてシャッターを切る。それは僕がときめく瞬間でもあり、互いの波長がピタリと合う瞬間でもある。 写真集に登場する女性たちに20代~30代が多いのは、人生の中で“たたかっている”時だからだと思う。争いという意味ではなく、自分の道を探す“たたかい”。 その強さや懸命さから発せられる美しさにひかれてシャッターを押す。 人は一直線にまっすぐ自分の道を進む人は少なくて、多くはやっぱり、脇道にそれたり、千々に乱れたりする。そんな時も、人との出会いを「種」にして、自分の中に撒いておくといい。時を経て、花を咲かせる場を与えられたり、人生のステージがかわったりした時に、パカンと発芽するかもしれない。 人は生まれてくる環境を選べない。学校に行きたいけど働かなくちゃいけないとか、生まれた時から戦火の中にいたとか、困難な状況に置かれているかもしれない。 僕が撮ってきた女性たちもみな、様々な境遇にあった。それでも、人との出会いの中から、自分の力で何かをつかもうとしていた。

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May 27, 2020 at 09:13AM
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