西武ホールディングスは今年度の業績予想について、過去最大の最終赤字になると発表しました。期末の配当予想も上場以来初のゼロです。
「当社グループは新型コロナウイルス感染症流行に伴い、深刻な影響を受けています」(高橋薫常務執行役員)
西武ホールディングスによりますと、来年3月末までの1年間のグループ全体の決算は630億円の最終赤字になる見通しです。2006年のホールディングス発足以来、最大の赤字で、期末の配当予想も上場以来初めてのゼロとなりました。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、主力の鉄道事業やホテル事業で利用客が大幅に減っていることが影響しました。
人件費を減らすため、今年4月から行っている取締役の報酬カットについて、一部、減額の幅を拡大し、当面続けることを明らかにしています。(24日18:42)
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