厚生労働省の有識者検討会は29日、フリーランスなど企業と雇用契約を直接結ばない働き手に支払う報酬の水準について議論した。委員からは適正な水準を確保するために過去に支払った報酬額などを事業者団体が指標として示すことが提案された。ただ需要に見合う価格にならないとの懸念も出たため、引き続き検討することとなった。
フリーランスは取引先に対して弱い立場にある働き手も多く、不当に安い価格で仕事を発注されたり、期日通りの支払いがなされなかったりするトラブルが起きている。
検討会ではこうした状況の改善に向け、目安となる過去の報酬額を示す案や、仕事を発注する企業が価格設定の理由を働き手に説明するよう求める案などが提案された。報酬が一定期日までに支払われるようにルールを定めることも検討する。厚労省は早ければ年度内にも検討会の報告書をまとめることをめざす。
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January 29, 2020 at 04:37PM
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フリーランス報酬、過去の指標提示を提案 厚労省検討会 - 日本経済新聞
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