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赤外線フィルターを通して宇宙を観察すれば、こんなにも美しい世界が見えてくる:今週の宇宙ギャラリー|WIRED.jp - WIRED.jp

わたしたちの眼で認識できる可視光とは異なる波長で、宇宙を見てみよう。赤外線フィルターを通して観察する世界は、こんなにも美しい姿を見せてくれる。

WIRED(US)

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    1/6アンディ・ウォーホルも喜びそうな、クールな宇宙写真を紹介しよう。4つの画像からなるこの一連の写真は、「子もち銀河」とも呼ばれる「メシエ51」(NGC 5194)と、そのすぐ上にある伴銀河「NGC 5195」をとらえたものだ。さまざまな波長向けのカメラ・フィルターを使うとさまざまな特徴が立ち現われるが、この一連の写真は、その良い例になっている。一番左の画像は可視光で撮影されている。この銀河は地球から2,300万光年以上離れているが、それでも素晴らしい光景だ。左から2番目の画像には、少しばかり細工が加えられている。この画像では、可視光は青と緑で示されている。鮮やかな赤の筋は赤外光で、新しい星の活動と、高温のイオン化物質の存在を示している。PHOTOGRAPH BY NASA/JPL-CALTECH

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    2/6こちらは、オリオン大星雲の赤外線画像。星の形成によって、塵が輝いているように見える。中央の青っぽい領域は、この星雲で最も温度の高い領域だ。「星をつくる工場」から放出された副産物が、次第に冷え、赤く見えるようになっていく。PHOTOGRAPH BY ESA/NASA/JPL-CALTECH

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    3/6はくちょう座X領域は、太陽およそ300万個分の質量が含まれる、超巨大な星々の複合体。これまでに知られているなかでも、最大級の原始星の形成領域だ。この画像は、高温で輝くはくちょう座X領域を赤外光でとらえている。明るい白のスポットは、星が形成されている場所だ。赤い渦は、星の誕生後に放出されるガスや塵だ。PHOTOGRAPH BY NASA GODDARD

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    4/6マグマが渦巻くおそろしい穴のように見えるかもしれないが、いまわたしたちが目にしているのは、実は先ほども登場した子もち銀河だ。可視光をフィルターで取り除き、近赤外光だけを残すと、なめらかなカーヴを描く塵のレーンからなる、銀河中央部の骨格構造が見えるようになる。これらの塵は恒星の周囲に集まるため、こうした画像は、銀河にとどまる塵の量を知るための良い手がかりになる。PHOTOGRAPH BY NASA GODDARD

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    5/6バタフライ効果の話をしよう。この宇宙の変わり者は、「W40」と呼ばれる多忙な星形成領域だ。蝶(バタフライ)の「翅」のように見えるのは、星々の荒っぽい誕生に伴って噴き出す高温の星間物質からなる巨大なバブルだ。この領域の星のなかには、太陽の10倍の質量をもつほど大きなものもある。PHOTOGRAPH BY NASA/JPL-CALTECH

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    6/6天の川銀河の中心部には巨大な銀河核があり、そこでは多くの星々が明るく輝いている。米航空宇宙局(NASA)のスピッツァー宇宙望遠鏡によるこの赤外線画像は、ガスと塵をきれいに取り除いたもので、赤く輝く高温のイオン化物質があらわになっている。われらが天の川銀河の中心には、たくさんの恒星に加えて、太陽の400万倍の質量をもつ巨大なブラックホールも存在している。この巨大な怪物の近くを通過した星は飲み込まれ、高エネルギーが放出される。そのときに放射される光は、この活発な領域で起きていることを知る手がかりになる。PHOTOGRAPH BY NASA, JPL-CALTECH, SUSAN STOLOVY (SSC/CALTECH) ET AL.

人間の眼で処理できる光は、380~740nmの波長をもつ光だ。しかし、それ以外の幅広い帯域にも、わたしたちには見えない「光」が存在している。そこで、ちょっと変わった望遠鏡たちの出番だ。

今回の宇宙ギャラリーでは、赤外光(波長700nm~1mmの光)だけが残るようにフィルターをかけた写真を見ていこう。赤外線フィルターを使えば、ガスや塵といったじゃまになる可視物質を透視して、熱を発する物質だけを観察できる。そして宇宙には、熱を発するものがたくさんある。

だからこそ米航空宇宙局(NASA)は、スピッツァー宇宙望遠鏡のような望遠鏡を稼働させている。太陽周回軌道をまわりながら赤外線で宇宙を観測する宇宙望遠鏡は、わたしたちの貧弱な眼だけではけっして見えないものを示してくれる。

世界を別の光で見てみたいって? こちらから『WIRED』の宇宙写真コレクションをチェックしてみよう。

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January 17, 2020 at 05:30PM
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