どれも絶妙にソレっぽいけど、全部ウソです。
日本には虚構新聞という有名なサイトがありますが、海外では最近、人工知能がフェイクニュースを生成するウェブサイト「Not Real News」というものが登場した、とFuturismが伝えています。
それは自然言語処理を使ったAIが、事実確認を行って正しいニュースを提供するサービスBig Birdを活用し、あえて正しくない偽のニュースをいかにも情報系ニュースサイトのように表示するというもの。
たとえばこんなフェイクニュースが
信憑性がありそうな社会的な記事も多々ありますが、面白いものを挙げると、たとえば「フィル博士が脂肪スーツを着て身体の正値性を奨励する」とか、「ガレージで見つかった9つの奇妙な生き物」とか、『セサミストリート』の「カエルのカーミットが制作者のジム・ヘンソンを食す前、ヘンソンは10分間死んでいた」なんていう記事が、荒唐無稽なトップ画像付きで、しかもそれらしい文章と共に並んでいます。

その目的は?
Not Real Newsによりますと、これは記者が速報を書くにあたり、アルゴリズムがどう役立つかをテストするための実験的なサイトなのだそうです。記者がネタを探し回る時間よりも、事実確認に集中したほうが、高速な情報化社会にもっと適応したジャーナリズムを届けられるだろう、という考え方なのだそうな。
We’re making it such that journalists spend their time fact checking and we spend our time filling in the rest.
We want to combat fake news at a large scale. https://t.co/hdWZSpzbS1
— Not Real News (@notrealnewsnet) 2020年2月15日
私たちは、ジャーナリストが事実を確認することに時間を費やし、我々が残りの作業に時間を費やすようにしています。私たちは大局的に偽ニュースと戦いたいと考えています
また彼らとしては、そのためにフェイクニュースを一般公開することが正しいのかどうか、まだ評価をしている最中とのこと。ですがなるべく混乱を起こさぬよう、「Not Real News(本当の報道ではない」と明記すること、記者名にも「NOT」を付けるよう徹底させるとし、もし記事が問題化しても、すぐに削除すると宣言しています。
将来の記者はAIが担当し、人間は編集者に?
このロジックで行くと、記者の仕事は編集者になってしまいますが、ウェブ・メディアだってまだここ10数年の媒体なので、どのように進化してもおかしくはありません。
それに、既に何十社ものニュース・メディアに導入され、無人で書かれたニュースを公開しているBig Bird(フェイクじゃない方)が誤報を伝える可能性もゼロではないでしょう。なので事実確認をする編集者がいるだけ、まだ良心的かも? という気もします。
未来ののウェブ・メディアの進化も気になりますが、とりあえず全部ウソと理解した上で見るフェイクニュースも、ひとつの楽しみとして読みんでみてはいかがでしょうか?
Source: Big Bird, Not Real News via Futurism, Twitter, 虚構新聞
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February 19, 2020 at 07:00PM
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AIが絶妙なフェイクニュースを生成するウェブサイト、生まれた理由が深い - ギズモード・ジャパン
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