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四季折々の美しい日本の自然をイメージした、色鮮やかで繊細な味の和菓子。低カロリーでヘルシーなお菓子として世界中から注目を集めています。今回はそんな和菓子の魅力についてご紹介します。 - 大紀元

四季折々の美しい日本の自然をイメージした、色鮮やかで繊細な味の和菓子。低カロリーでヘルシーなお菓子として世界中から注目を集めています。今回はそんな和菓子の魅力についてご紹介します。


和菓子について

お茶会で供される和菓子は、お茶の味を引き立ててくれる存在として欠かせないものです。数えきれないほどの種類がありますが、大きく分類すると、餡や求肥を用いたボリュームのある生のお菓子「主菓子(おもがし)」と、落雁や有平糖、金平糖など、粉や砂糖を固めて作った水分の少ない「干菓子」に分けられます。どちらも自然や、四季折々のものをイメージして作られており、とても繊細で、芸術的な美しさです。また、菓子には短歌や俳句、花鳥風月、地域の歴史や名所などに由来する情緒溢れる菓銘がついていて、和菓子を頂く側の想像力を搔きたててくれます。あなたも和菓子を頂くときには、ぜひ菓銘の由来を尋ねてみてください。古の日本の文化や伝統に触れるきっかけにもなりますよ。

Kimo Toyama/Flickr


和菓子の盛り付け方について

美しく、繊細な形の和菓子を引き立てるのに欠かせないのが和菓子を盛り付ける器。和菓子を盛り付ける器は、主菓子には陶器や塗りの深めの器、干菓子には籠や塗りの皿などの平らな菓子器が使われています。その他、夏ならば清涼感を出すためにガラスの器を使うなど、和菓子に合わせて、季節や菓銘をイメージしたものが使われます。美しく繊細な和菓子と、器の組み合わせはまさに芸術品。和菓子を頂くときは、是非、器にも注目してみましょう。

PaylessImages/123RF


おすすめ和菓子①:森八「長生殿 生〆」(石川県金沢市)

さて、和菓子についてちょっと学んだあとは、有名な和菓子店の紹介です。加賀百万石の藩都として栄えた石川県の金沢市は京都、島根県の松江市と共に和菓子どころとして有名。金沢市内には全国的に有名な老舗から地元民に愛される小さなお店までたくさんの和菓子店が軒を連ねていますが、中でも特に有名なのが、創業1625年の老舗の和菓子屋「森八」。特におすすめなのは「長生殿生〆」(4枚入1,167円(税込))。長生殿は日本三名菓の1つにも数えられているほど名の知れた落雁です。落雁というと普通は固いものですが、この「長生殿生〆」は、木型から出したばかりのしっとりして軟らかい状態の落雁で、するりと口の中でほどけ、瑞々しさが口中に広がります。なかなか味わうことのできないものなので、お店で見かけたら迷わずゲットして下さいね。


おすすめ和菓子②:とらや 「水の宿(やどり)」

京都で創業し、500年近くの伝統をもつ和菓子の老舗「とらや」。羊羹といえばとらやというくらい羊羹が有名なお店です。小倉羊羹「夜の梅」(260円〜(税込))や、抹茶入羊羹「新緑」(260円〜(税込))など定番の味から、はちみつや紅茶といった斬新な味までさまざまな羊羹があります。夏季限定の「水の宿」(ハーフサイズ1,944円〜(税込))は糯米を使った道明寺羹と、寒天からつくられる琥珀羹を組み合わせた色鮮やかな羊羹。さわ+G300やかな青と白のコントラストが涼しげで、耳を澄ませば水音までも聞こえてきそうです。長い歴史を持ちながらもそれに固執することなく、今の時代に合わせて自由な発想で作られた数々の和菓子はまるでアート作品のようで、食べてしまうのがもったいないくらいです。

国内に79店舗を構えており、銀座の直営店や松屋、三越、高島屋といった百貨店、日比谷の帝国ホテルや東京ステーションホテルなどで買うことができます。


おすすめ和菓子③:宗家 源 吉兆庵 「金魚」

銀座に店を構える宗家 源 吉兆庵では、厳選された素材を用い、五感で味わう美しい和菓子を提供しています。四季折々の自然や、季節ごとの行事をイメージした和菓子や、その季節ならではの果物の姿・形・味わいをそのまま生かした和菓子「果実菓子 自然シリーズ」などが有名です。中でも、ぜひとも味わってもらいたいのは、金魚鉢の中で真っ赤な金魚が泳ぐ様子を模した夏季限定商品「金魚」(1個292円/税込※2015年販売価格)。涼しげな見た目と、可愛らしいパッケージが人気です。毎年「金魚」の登場を楽しみにしている人もすごく多いんですよ。風流なのに遊び心のある和菓子は見ているだけでも心が和んできますね。日持ちもするので、お土産にも最適です。


おすすめ和菓子④: 茶菓工房たろう 「はなことたろう」

石川県金沢市に3店舗ある「茶菓工房たろう」は、新進気鋭の和菓子店。店内にはカカオ味の羊羹「太郎の羊+G579羹」(1本260円(税抜))や、黄身しぐれ(白あんと黄身をまぜたもの)と、キャラメル羊かんを丁寧に重ね合わせたカステラのようなお菓子「よりみち小道」(1本480円(税抜))など、和菓子というよりは、和スイーツと呼びたくなるような和洋折衷の商品が並んでいます。こちらのお店で、北陸新幹線開業に合わせて作られたお菓子が「はなことたろう」です。お店の定番であるカカオの羊羹にアーモンドを入れ、抹茶をふんだんに使った蒸しカステラを重ねています。和も洋も取り入れたお味は和菓子になじみのない海外からのゲストにも好評なのだとか。金沢をポップなイラストで表現したパッケージや、ご当地名物の金箔が載った姿はお土産にぴったりです。

いかがでしたか?なかなか奥が深い和菓子の世界。お作法が難しいからと言って敬遠する方もいるようですが、最近はカジュアルに楽しめる機会も多いようなので、訪日の際はぜひ召し上がってみてくださいね。きっと新たな発見と出会いがあるはずですよ。

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

※WOW!JAPANから転載

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April 29, 2020 at 08:26AM
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