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刀作りの技でアクセサリー 金属加工特有の美しいしま模様 - 岐阜新聞

◆関市の若手技術者が開発

 刀都・岐阜県関市の町工場の若手技術者2人が、多くの人に高品質な関の刃物を知ってもらおうと、刀製造の技術を駆使したアクセサリーを開発した。刀身を鍛造する際に異なる種類の金属を積層させるとできる「ダマスカス鋼」特有のしま模様を生かした一品で、2人は「これまで刃物に興味がなかった人たちにも、ぜひ手に取ってもらいたい」とPRしている。

 開発したのは、刃物の熱入れ作業などを行う会社「コバヤシヒーティング」(同市東町)の小林慶三さん(41)と森啓樹さん(39)。ダマスカス鋼のしま模様を生かした商品開発を約5年前から進めており、これまでにも「日本一硬い」を売り文句にしたネームプレートを開発した。市のふるさと納税の返礼品にも選ばれるなど注目を集めた。だが受注生産のみだったこともあり、品質の高さを広くPRするためには、一般販売が可能な商品が必要と考え、約1年前にこれまでに培った技術を生かした新商品の開発に乗り出した。

 2人は特有のしま模様の美しさを前面に出そうと、普段身に着ける装飾品に着目した。細かいデザインにすればするほど加工が難しくなる上、模様をはっきり出すための微調整が必要だったが、試行錯誤を繰り返して、五つのデザインのアクセサリーを完成させた。

 全て縦、横約4センチの大きさで、柄は細かいカットが複雑に入った「迷路」や京都・桂離宮の欄間のデザイン「月の字崩し」、カーブが美しい三日月型のカットが入った「揺らぐ月」、東京五輪・パラリンピックのエンブレムなどで知られる「市松模様」など。また刀剣は魔よけの意味を込めたお守りでもあったことに着想を得て、古くから地震よけの象徴でもある「ナマズ」型も作った。完成品を手にした小林さんは「若い技術者が関の刃物の伝統を発信し続けることは大切。今後刃物関連の装飾品として周知されるように、一般発売に向けた準備を進めたい」と意気込んでいる。


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April 06, 2020 at 07:00AM
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