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「映える」スポット満載、美しい土木インフラの世界 - JBpress

現地に行かなくても楽しめる土木構造物の図鑑サイト

明石海峡大橋の塔頂から見る吊り橋のケーブル(写真:吉川弘道氏)

「詳しい理屈抜きで、見るだけで楽しい」。このような視点で橋、鉄道、インフラ設備などの土木構造物を鑑賞する人が増えている。土木インフラはその場所に行くまでに時間と労力がかかることが多いし、外出自粛要請などが出ていればそもそも出かけることは難しい。

 その代わり、実物を見たときの感動には及ばないが、見るだけでも心がときめく「土木インフラ」を一覧できる「大図鑑」と言うべきWebサイトがある。このサイトにある膨大な土木写真の中から、とくにお薦めのものを以下で紹介しよう。

【本記事は、土木インフラの写真が多数あります。配信先ではリンクが表示されていない場合がありますので、JBpressのサイト(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60499)にてご覧ください。】

高さ300mから見下ろす世界一の吊り橋

 その前に、まず冒頭の迫力ある写真を説明しておく。まるでジェットコースターの先頭にいるような気分になるこの写真、兵庫県の神戸市と淡路市を結ぶ世界最長(最大支間長)の吊り橋「明石海峡大橋」の塔頂から撮影したものだ。

 撮影したのがどんな場所かは、次の写真でわかる。

明石海峡大橋。冒頭の写真は主塔の塔頂部(赤矢印の場所)から撮影した(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

 明石海峡大橋は両岸に設けた橋台の間に2本の主塔を置き、張り渡した主ケーブルから縦方向のハンガーケーブルで補剛桁(吊り橋の桁)を吊り下げている。橋全体の長さは3911m。2つの主塔の間の距離(支間長)1991mは世界一である。

 明石海峡大橋ブリッジワールド体験ツアー(2020年5月11日現在休止中)では、普段立ち入れない管理用通路を歩き主塔内の専用エレベータに乗り込む。約2分で海面上約300mのオープンエアーの塔頂部に到着。「怖いを通り越して高揚感につつまれる」そんな360度の絶景パノラマが味わえる。

記録映像の鑑賞、エンジニアの講座が終わり、いよいよこれから主塔塔頂に向かうツアー参加者。一番ワクワクする瞬間だ(写真:吉川弘道氏)

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May 17, 2020 at 06:00AM
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