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単価の安いマスクを効率よく探すには? 「在庫速報.com」「マスク通販最安値.com」の使い勝手を検証 - ITmedia

 新型コロナウイルス感染症が拡大した3月から4月にかけて、マスクの需要が急激に高まり、店頭からマスクが消えてしまった。通販サイトでも品切れだったり高額だったりと、Webで探すのも一苦労という事態になった。

 そんな状況で登場したのが、スマホブラウザアプリ「Smooz」を提供するアスツールが運営するWebサイト「マスク在庫速報」だ。このサイトでは、複数の通販サイトから在庫があるマスクだけを抽出し、マスク1枚あたりの価格が低い商品から順に表示。在庫があるマスクを価格順で調べることができるサイトとして熱狂的に支持された。現在は検索対応商品にアルコール消毒液や体温計などを追加しており、サイトの名称を「在庫速報.com」へ変更している。

 マスク在庫速報の後に登場したのが、Shoply(ショップリー)が始めた「マスク通販最安値.com」だ。こちらのサイトも、マスク1枚あたりの価格と最安値をチェックできる。各通販サイトで獲得できる基本ポイントを見られることも特徴だ。

 マスク供給が安定してきたとはいえ、できる限り安くて品質のいいマスクを手にしたいところ。改めてこの2つのサイトの機能や使い勝手を確認してみた。

マスク最安値マスク最安値 「在庫速報.com」(写真=左)と「マスク通販最安値.com」(写真=右)

シンプルなWeb版、絞り込み検索が充実したアプリ版――在庫速報.com

 在庫速報.comは、マスク、アルコール消毒液、体温計、ゲームの在庫情報を、Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった通販サイトから収集し、単価が安い順に表示する。マスクは1枚あたり、アルコール消毒液は100mlあたりの価格で比較できる。メールアドレスを登録することで、最低単価が更新したら、プッシュ通知で知らせる機能も備えている。

 サイトオープン時に検索できる製品はマスクだけだったが、ユーザーの要望に応える形でアルコール消毒液を追加し、さらに体温計やゲームも追加されている。今後も検索対象は増えていきそうだ。

 マスクには「人気」「すべて」「日本製」「夏用」「小さめ」「フェイスシールド」のジャンルが用意され、絞り込んで探せる。1枚あたりの価格は送料も含んでおり、“1枚あたりの本当のコスト”が計算されている。最近は見なくなったが、品薄が激しかった頃は、商品自体の価格はそこそこでも、配送料が異常に高額に設定されている商品を目にすることがあった。そういったトリック的な商品に引っ掛からずに済むのでありがたい。

 単価の他、商品の価格、送料、発送日の目安、各サイトでの評価、通販サイトが明記され、タップすると通販サイトの販売ページにジャンプし、そこで購入することになる。

 アルコール除菌は、「アルコールジェル」「アルコールスプレー」「シート」の他、除菌にも使える「高濃度酒」、さらに「ハンドソープ」を検索できる。ゲームは「Nintendo Switch」「Nintendo Switch Lite」「PlayStation 4」「PlayStation 4 Pro」「リングフィットアドベンチャー」のジャンルを用意している。

マスク最安値マスク最安値
マスク最安値 アルコール除菌製品、ゲーム、体温計の在庫も調べられる

 なお、在庫速報.comはAndroidアプリも提供されている。アプリ版ではジャンルの他に、さらに絞り込み検索機能が利用できる。在庫情報の並び順を変えたり通販サイトを好みのものに限定でき、アプリでは価格幅の設定やキーワード検索もできる。並び替え機能では、「単価が安い順」だけでなく「価格が安い順」も用意されている。現在はAndroid版のみなのが残念だが、きめ細かな設定ができるのでアプリの利用がオススメだ。

マスク最安値マスク最安値 Androidスマホ向けにアプリも提供されている(写真=左)、ジャンルの右端にメニューアイコンがあり、そこからキーワード検索や各種絞り込み検索ができる(写真=右)

 Web版にはキーワードを入力できる検索ボックスがなく、用意されたジャンルで安い製品を探すだけなら十分だが、目当ての製品がある場合はキーワード検索で探せた方が手っ取り早い。Web版にもキーワード検索機能の搭載を望みたい。

 気を付けたいのは、1枚あたり、100mlあたりの値段が安いものから並んでいるので、実際は2000枚入りで値段が1万円以上する高額なものも多いことだ。特に「すべて」のジャンルで探すと、上位に並ぶ製品は高額なものが多い。購入時には販売サイトにアクセスするので、間違って購入することはないが、手頃な価格のものを見つけるには画面をスクロールしていく必要がある。評価の高いものが並ぶ「人気」や安心感のある「日本製」ジャンルで探してもいいだろう。

 在庫速報.comと名称変更されて以来、マスク以外のアイテムを検索できることもポイントだ。現在でも機能は日々アップデートされており、今後も状況に応じて検索対象のアイテムが追加される可能性がある。今後の広がりを期待させるサービスだ。

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Shoplyと連携し、マスク以外の商品検索も可能――マスク通販最安値.com

 検索対象を増やしている在庫速報.comに対し、マスク通販最安値.comは、大手通販サイトのさまざまな商品を比較している「Shoply」のマスクに特化したサイトだ。こちらもAmazon、楽天、Yahoo、PayPayモール、Wowma!(現在はau PAYマーケット)など大手通販サイトの情報を収集し、マスクの在庫価格を1枚あたりで比較できる。記載されている情報は、在庫速報.comとそれほど変わらない。こちらは1枚あたりの価格に送料は含まれていないようだが、送料がかかる場合は「別」「要確認」と記載されている。

 マスク特化型サイトだが、サイト上部に表示されている検索ボックスには、自由にキーワードを入力して、さまざまな商品をShoplyで検索できる。例えばここに「マスク」と入力し、「商品検索」ボタンをタップすると、1枚あたりの価格順ではなく、Shoplyの通常の検索結果が表示されるので注意したい。また、検索ボックス内のバーコードは、製品のバーコードを読み取って商品を検索できる機能だが、こちらで調べて表示されるのもShoplyの情報だ。

マスク最安値マスク最安値 サイト上部の検索ボックスにキーワードを入力し、「商品検索」をタップすると(写真=左)、Shoplyの商品検索が行われ、1枚あたりの価格順では表示されない(写真=右)

 マスク1枚あたりの価格順で調べたい場合は、検索ボックスの下に用意されている「夏用 マスク」「冷感 マスク」「ひんやり マスク」「子供 マスク」「小さめ マスク」「洗える マスク」「N95 マスク」「KN95 マスク」のいずれかのボタンをタップする。そのまま画面を下にスクロールすると、検索結果が表示されている。サイトの作りとしては少し分かりにくいと感じたが、カテゴリーは豊富に用意されているので、理解してしまえば問題なく便利に使える。高性能なN95マスクをワンタップで検索できるのも、マスク特化型サイトらしい。

マスク最安値 1枚あたりの価格順で調べられるのはボタンで用意された9カテゴリーのみだ(2020年6月末現在)

 また、マスク通販最安値.comは並べ替えや絞り込み検索が充実している。「並べ替え」ボタンをタップすると、「グリッド」「リスト」「シンプル」から表示スタイルを選択可能。シンプルにすると、情報が1枚あたりの価格、商品価格、通販サイトのみとなるが、一覧性は増す。表示件数も50件以外に、10件、30件、100件、200件が選べる。

 「絞り込み」をタップすると、検索する通販サイトを絞ったり、送料無料の商品だけを表示したりできる。

マスク最安値マスク最安値 並べ替えを「シンプル」にすると、情報は少なくなるが表示できる製品数が多くなる(写真=左)、検索する通販サイトを限定したり、送料無料の商品だけを絞り込んで検索したりできる(写真=右)

 「価格分析」では、検索結果として表示されたマスクの商品価格帯、平均価格、中央値、最安値をチェックできる。

 また、ページ下部では楽天市場とYahoo!ショッピングの人気ランキングを各種カテゴリーで見ることができる。ダイレクトにマスクのランキングを調べることはできないが、今回使ってみたところ、Yahoo!の「総合」や「ダイエット、健康グッズ」「コスメ、美容、ヘアケア」などのカテゴリーでマスクが上位にランクインしていた。マスク以外にも興味があるジャンルがある場合は便利な機能だが、マスクに特化したサイトだけに直接、マスクだけのランキングも見たいところだ。

マスク最安値マスク最安値 「価格分析」の情報(写真=左)、楽天市場とYahoo!ショッピングの人気ランキングを、カテゴリーを指定して見ることができる(写真=右)

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最安値マスクを探すために

 サイトの作りとしては、在庫速報.comは扱っているアイテムが多い割にシンプルで分かりやすい。マスク通販最安値.comは、「マスクの通販在庫価格を1枚あたりで比較!」という、キャッチコピーのすぐそばにある検索ボックスを使って検索した場合の結果が異なるので、最初は戸惑ってしまった。検索ボックスとカテゴリーボタンの表示順を少し工夫すると、もっと分かりやすかったかもしれない。

 在庫速報.comは、Web版の機能が非常にシンプル。人によってはシンプル過ぎて物足りなさを覚えるかもしれない。アプリ版の絞り込み機能をWeb版にも搭載してもらいたいと感じる。

 検索結果に関しては、どちらも特に差を感じなかった。カテゴリーをタップすると素早く結果が表示される。1000枚、2000枚入りで高額なものが上位に来るが、会社などで使う場合は問題にならないだろう。在庫速報.comのアプリ版のように、1枚あたりではなく製品の価格でソートできると、さらに探しやすい。

 マスクの供給が安定してきたとはいえ、日本製のマスクはやはりまだ高額。少しでも安いマスクを探す状況はまだ続くと考えられ、在庫速報.com、マスク通販最安値.comとも、安いマスクを確実に入手するために今後も活用されていくだろう。両サイトとも随所に工夫が感じられ、サイトをチェック中もメニューが増えたり削除されたりして頻繁にアップデートされている様子だった。さらなる使い勝手向上に期待したい。

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"安い価格" - Google ニュース
July 03, 2020 at 10:00AM
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