17日の東京株式市場は、日経平均が反落となる可能性が高そうだ。前日の米国株市場ではNYダウが小幅続伸したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は3日ぶり反落した。注目されたFOMCでは2023年末までゼロ金利政策を維持する方針を示したことで、これを背景に景気敏感株などを中心に買われ、NYダウは一時300ドルを超える上昇をみせる場面もあったが、アップルをはじめ主力ハイテク株が売られ後半失速した。また、外国為替市場では日米金利差縮小の思惑から1ドル=105円を割り込むなどドル安・円高に振れている。これを受けて東京市場では主力株中心に売りに押される展開が想定される。日経平均は2万3000円台前半で売り物をこなす展開か。きょう発表される日銀の金融政策決定会合の結果や黒田日銀総裁の記者会見などが注目される。
16日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比36ドル78セント高の2万8032ドル38セントと小幅続伸。ナスダック総合株価指数は、同139.855ポイント安の1万1050.469だった。
日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合の結果発表と黒田日銀総裁の記者会見。8月の首都圏・近畿圏のマンション販売など。また、雪国まいたけ<1375>が東証1部に新規上場。海外では英中銀の金融政策決定と議事要旨発表のほか、9月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の米住宅着工件数など。
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