22日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日に比べ160円ほど安い2万3400円台後半で推移している。新型コロナウイルスのワクチン開発を巡る不透明感から投資家心理が下向いた。欧州でコロナ感染が再拡大していることも相場の重荷になっている。
新型コロナのワクチン開発を巡ってブラジル政府が21日、同国で実施していた臨床試験の参加者が死亡したと明らかにした。ワクチン開発の遅れで、世界の景気回復が想定より遅れるとの見方が重荷となっている。
外国為替市場で円相場が対ドルや対ユーロで上昇していることも、企業の輸出採算が悪化するとの警戒感から売りを促した。21日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで一時1ドル=104円35銭とほぼ1カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けていた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに下落している。
中外薬や塩野義の医薬品株が売られているほか、JR東日本やJR東海も下落している。鹿島や大林組も下げている。傘下の全日本空輸(ANA)が使用する旅客機の約1割に相当する25~30機程度を削減する方針を固めたと伝わったANAHDも安い。一方、日野自、板硝子、デンカなどが高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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