2020年10月28日11時07分
KDDIとソフトバンクは28日、それぞれ自社で展開する格安携帯サービスで、データ通信量20ギガバイトの大容量プランを割安価格で提供すると発表した。KDDIは「UQモバイル」で来年2月をめどに月額3980円(税抜き)、ソフトバンクは「ワイモバイル」で12月下旬から一定の通話込みで4480円(同)のプランを投入。消費税を加えても5000円以下にとどまる。菅政権が強く求める携帯電話料金引き下げに対応し、値下げ競争が活発化し始めた。
UQモバイルでは、月60分まで通話ができるオプションプランを500円で提供する。一方、ワイモバイルの新プランは10分以内の国内通話が無料となる。
20ギガバイトの場合、中程度の画質で80~90時間程度のインターネット動画が視聴できるとされる。
ソフトバンクは同時に、携帯会社を乗り換える際の番号継続制度(MNP)の手数料(3000円)について、窓口、オンライン手続きとも来春から無料にすると発表。総務省は関係指針を改定し、来年度からオンライン手続きを無料とする一方、窓口では1000円までの徴収を認める方針だが、ソフトバンクは完全に撤廃する。
NTTドコモも割安な料金プランに対応した新ブランドの立ち上げを検討しており、親会社のNTTによるTOB(株式公開買い付け)が完了する11月中旬以降に発表する見通しだ。
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