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クリスマスは綺麗で美しい。恋人と寄り添いたくなる5つのラブストーリー。 | cinemas PLUS - シネマズby松竹

12月。イルミネーションが彩る街。陽気な音楽や切ない曲が流れて、カップルが身を寄せ合う季節。クリスマス。寒い時期には知らず知らずのうちに人肌が恋しくなる。

そこで今回は「クリスマスに観たくなるラブストーリー」を5作紹介します。ネタバレを含んでいないので、作品選びの参考にしていただければ幸いです。あなたのクリスマスがほんの少しでも素敵に彩られますように。

クリスマス。
そこには「愛」の光景がある。

夢と願い事。心を慰めるのは星くずの思い出。バラが咲き乱れる天国。理想はおとぎ話を語る。愛の思い出のない冬は寒いのか。だったら、雪が降ることを祈ろう。なぜなら幸せの理由に証拠なんてないから。

人生は目にも止まらぬ速さで過ぎ去る。熱い太陽に溶かされないように、月の光を浴びてキスを交わす。それは誰にも邪魔されないし、言葉でも表現できない。映画のような真実の愛。時間も距離も、恋を引き裂くことはできない。

辛いことさえ忘れるくらい、あなたを想う。クリスマスは世界が輝く。恋物語。愛の形は、誰とも比べられない。

『ラブ・アクチュアリー』

クリスマスには何もいらない
私が欲しいものはたったひとつ

クリスマス。それは想いを秘めた夢。まるでおとぎ話。誰と過ごすか。切なく胸がときめく物語は、寒い時期のクリスマスにぴったりのあたたかさ。

『ラブ・アクチュアリー』は、2004年に日本で公開された映画です。「クリスマスといえばこの映画」と真っ先に思い浮かぶ方も多い本作。イギリスのロンドンを舞台に、主人公を置かずに19人のキャストを中心に様々な恋愛模様が繰り広げられます。最初がなければ終わりもない世の中で、憎しみや復讐ではなく「愛のメッセージ」が綴られています。それぞれの登場人物の想いが描かれており、どのエピソードも飽きることなく楽しめます。鑑賞したことがない方はもちろん、鑑賞したことがある方も改めて観てほしい作品です。


人の好き嫌いに理屈なんか通じない。なぜなら、クリスマスには愛の光景があるから。つぼみを開く時を待ってる花のように。闇に沈んだ部屋の電球のように。人生には邪魔が入ったり、厄介事が降りかかったりする。それでも、本当の愛はいつだって永遠。映画を見ると、ロマンスが実るのはいつも最後。今年も、あなたの訪れを待っている。

『ホリデイ』

自分が人生の主人公なら
映画みたいな出会いだって起こる

恋物語の主人公は、愛し合うふたり。愛に関する格言は、ほとんどが全て真実。シェイクスピア曰く「愛に出会えば、旅は終わる」別れる運命や、セックスの相性も関係ない。悲観的な見通しもどうでもいい。理屈を考えずに愛していける。

『ホリデイ』は2004年に公開されたアメリカの映画です。クリスマス直前に失恋して、自らを「孤独な負け犬」と卑下する2人の女性。似た境遇の2人がネットを通して知り合い「ホームエクスチェンジ」2週間限定で、家も車も交換する生活を始めます。「孤独な負け犬の想いを捨てる旅」タイプは違うが、どこか共感できる2組の恋物語です。


失恋は心がズキズキと痛む。その痛みは、髪形を変えても、ジムで汗を流しても、女友達とワインを飲んでも癒せない。自分を哀れむ。しかし、そんな長い苦悩もいつかは終わる。なぜなら新しい場所でいつか大切な人と出会える。人生が舞台上。自分が主人公なら、映画みたいな出会いだって起こるはず。そうすれば砕けた心は元通りになる。涙の日々も気づけば虚しく過ぎ去る。そう信じて、また恋をする。

この作品を観ると勇気がでる。思いがけないハプニングが起こったとしても、過ぎた日々を追ったりはしない。人生は瞬間が美しい物語。素敵な言葉が出てくるのも、映画のおかげ。クリスマスにはシャンパンを飲んで、人生を祝おう。

『ラストクリスマス』

今もあなたの胸に
響いてくれていますか

「人生って何よ」心が寒いって言う。どうすれば外の世界が受け入れてくれるのか。嫌われているなら良いことをすればいい。単純。日常の行動が人格をつくる。だったら、生きるのに臆病になるときも「愛してる」って言葉を書き添える。大切な心を捨てるような人には、渡さない。

『ラストクリスマス』は2019年に公開された映画です。アメリカが舞台で、クリスマスの定番ソング「ワム!」の『ラスト・クリスマス」を題材に制作されました。自暴自棄になって、乱れた生活を送る主人公のケイト。ある日、ケイトが働いている店の前に現れた、不思議な青年トム。その出会いをきっかけに、ケイトの人生が良い方向へ動き出します。しかし、なぜかすれ違う2人。実はトムには胸が苦しくなってしまうような、隠された真実が…。


心に留めておいてほしい。「普通」なんてない。当たり前。そんな言葉は、人を傷つける愚かな言葉。「特別」が過大評価される社会では、人間でいることがとても難しく感じてしまう。矛盾してることのなにが問題なのか。なぜ人は自分を定義したがるのか。

誰かの心臓で生きるのは、大事なものを失ったみたいで不思議な感じがする。たしかに心臓移植で助かったのは奇跡的。それでも、どれだけ周りが幸運だと言っても、生きている実感はしない。魂がこもっている時間にこそ意味があるはずだから。

弱気になって嘆きたくなる時には、この作品を観よう。生きていられるのは本当に幸運だって気づける。そして上を見よう。大切な人はいつも寄り添ってくれるはずだから。胸の中で。

『天使のくれた時間』

月並みな人生か
偉大な成功物語か

12月の孤独な夜が生んだ、永久に消えそうな現実と幻想。きらめきは一瞬。この一瞬を忘れない。心に閉まって忘れない。そうしないと、全てが幻になってしまう。たとえ100年離れ離れになったとしても、切っても切れるような関係じゃない。2人は変わらない。

『天使のくれた時間』は2001年に日本公開された映画です。「もしもあの時、違う道を選んでいたら」誰もが羨む生活を送っていたビジネスマン。13年前のあの日、もしも恋人を選んでいたら…。もうひとつの人生を体験した男はなにを感じ、なにを思うのか。仕事と家庭。幸せのかたちを改めて考えさせられる作品です。あなたなら、どちらが幸福だと思いますか。


億ションに住んでなんでも買える。しっかりとした人生設計もあって、疑問も後悔も皆無。おかしな話で、人はスーツを着ると格が上がる。男として、人が羨む人生を。

退屈でミジメな毎日。もちろん、贅沢な生活に憧れはある。けど結婚をしていなかったら、確かなものがなくなる。特別な行事には歌を捧げる。驚きを共有し、犠牲を払う。2人は一緒にいる。

垣間見た別世界。目を開けて、奇跡を見る。「愛してる」この言葉は、住所よりもよっぽど大切。自分で選んだ人生だから。人はすでに恵まれている。仕事や家庭に悩んでいるあなたへ贈る。犠牲にしてきた人生の軌道を戻す。なによりも確かなことを見つめ直せるように。

『めぐり逢えたら』

運命なんて
人間がこじつけに考え出したもの

「仕事に打ち込むことが、唯一の救いだ」朝起きて呼吸する毎日をただただ繰り返す。そうすることで幸せな日々があったことを思い出さなくなる。心の虚しさは、時間が解決してくれる。

『めぐり逢えたら』は1993年に日本公開された映画です。妻と死別したサムはひどく落ち込み、眠れない日々が続いていました。その姿を見て心配になったジョナは、ラジオ番組で相談を始めます。その放送を聴いた女性、アニーは段々と「眠れぬ男」に惹かれていきました。しかしすれ違う2人。本作は、本当の恋を求める「運命のマジック」に魅せられる恋愛物語です。


太陽が眠って夜が明けるまでは、昼間とは全く別の世界。木々すらも静かに眠る。真夜中は世界中が深い眠りに閉ざされる。そんな中1人で眠れず、羊を数えることさえ考えず、あの日々を思い出す。

くまのぬいぐるみ。無意識と無意識が無意識的に反応するだけの「運命」なら、心がナーバスになる。この人と幸せな一生を送る運命。それは触れ合った瞬間にわかる。一緒になるべきの運命のマジック。今日というこの日を大事にする。美しい夜には儚さがある。2度と来ないかもしれない毎日を大事に。

寒い季節に手を握ってくれる

言葉にならない綺麗な物語

「愛しさ」それはあたたかい言葉。全てのことに予感や意味があるとするなら、クリスマスの夜は美しいと気づける。喜びと愛で満たされる。支えあって笑いあう。不器用だとしても、どうか笑っていたい。

永遠の愛の証を丁寧に拾い集めても、しっくりとした言葉を見つけることができない。それは「クリスマス」という特別な日が、とても儚くて、素敵で、綺麗な宝物だから。

悲しいときには、涙のように零れる言葉を。
嬉しいときには、笑顔が咲きほこる言葉を。

どうか素晴らしいクリスマスを過ごせますように。

(文:ゆくん)

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December 01, 2020 at 05:37AM
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