
エストニアのタリンで開催されている世界ジュニア選手権で、現地時間3月4日に男子のショートプログラム(SP)が行なわれた。
日本から参加した鍵山優真は85・82点で首位に立ち、佐藤駿は79・30点で5位につけている。
佐藤は第2グループの18番滑走で登場。冒頭のトリプルアクセルは回転が余るほどの余裕で着氷し、その後も3回転ルッツ+3トゥループのコンビネーションジャンプ、3回転ループを成功。スピンでわずかなミスが見られたが、79・30点の自身のベストスコア(ジュニアでの構成)を更新した。
佐藤の見事な滑りっぷりに、実況アナウンサーも脱帽。「ゴージャス。日本からはフィギュアスケートの素晴らしいタレントが次から次へと出てくる。このサトウもその一人。来季はシニア転向を表明しているが、楽しみでならないね」とコメント。国際スケート連盟は「シュン・サトウの目を瞠るパフォーマンスとジャンプ!」とトリプルアクセルを動画付きで称賛している。
そして、鍵山は第4グループの32番滑走で登場。ジュニアながら全日本選手権、四大陸選手権でともに3位に入るなど、絶好調の16歳はこの大会でも絶好調ぶりを見せつけた。
冒頭からの3回転ループ、トリプルアクセル、3回転ルッツ+トゥループを着氷させ、フライングキャメルスピンなどの実技はオールレベル4。完成度の高いプログラムで観客を魅了した。
鍵山のSPをじっと見守ったアナウンサーは「スピードがあって、エッジさばきも良く、美しいスケーティング。見ていて心地よくなる。ティーンのスケートとは思えない一面があるね」と感嘆。見守っていた世界のフィギュアファンも、「アメージング」「何もストレスを感じない、素晴らしいスケートだ」「ジュニアだということを忘れてしまう」と絶賛。ISUも「スムーズでソフトなジャンプ。間違いなく彼がSPの勝者!」と称えた。
フリーは現地6日に行なわれ、ふたりはともに最終グループで滑走。佐藤は19番、鍵山は22番滑走となる。
それぞれ4回転ジャンプを組み込んだ構成での演技で、鍵山と佐藤がシーズンファイナルをどのようなかたちで終えるのか。注目が集まりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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March 05, 2020 at 04:06AM
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「美しいスケーティング」「素晴らしいジャンプ」世界ジュニアSP、鍵山優真と佐藤駿に絶賛の声相次ぐ!(THE DIGEST) - Yahoo!ニュース
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