在宅勤務支援 ネット託児 上田の企業 スタッフ向けに開始 - 信濃毎日新聞

　ウェブサイト運営などの「はたらクリエイト」（上田市）は、新型コロナウイルスの予防対策で在宅勤務をしている同社のスタッフ向けに、インターネットを使った託児サービスを始めた。同社は企業主導型保育所を開設しており、同保育所の保育士らがパソコンなどの画面を通じ、子どもたちに絵本の読み聞かせやゲームをする。同社は「他の企業も取り入れてほしい」としている。

　同社が「リモート託児」と呼ぶサービスは、登園の自粛や休校に伴い育児の負担が増えるスタッフを支援する狙い。スタッフから「子どもの世話をしながらでは仕事に集中できない」との声が寄せられたのがきっかけだった。

　動画で複数人が通話できるソフトを活用する。保育士が未就学児を、元小学校教員の社員が小学低学年に対応する。１回につき１時間利用でき、無料。在宅勤務のスタッフが社内や顧客とウェブ会議をする時などに利用しているという。

　担当の金久美さん（４１）によると、「仕事がしやすい」と好評の一方、「目を離し続けるのは不安」という声もある。利用件数を増やしながら徐々に慣れてもらい、子どもの集中力が続くようプログラムも充実させたいと金さん。「女性が働きやすい環境を整える取り組みとして磨き上げたい」としている。

（5月5日）

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May 05, 2020 at 07:00AM
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