スマートバリューは2020年6月5日、同社が自治体向けにクラウドで提供しているホームページ管理システム「SMART CMS」と、CMS（コンテンツ管理システム）「いくくるウェブ」を利用している自治体のWebサイトが閲覧できない障害が発生していると発表した。
障害は2020年6月4日午後10時45分ごろ発生し、SMART CMSといくくるウェブを利用している一部の自治体のWebサイトが閲覧できなくなっているという。同社によると、閲覧できなくなったのは13の自治体である。
原因は、スマートバリューが両サービスで使うDNS（ドメイン・ネーム・システム）が、関係先のデータセンターの電源設備故障で機能しなくなったためだという。このデータセンターはNTTビズリンクが運用している。スマートバリューはDNSの管理をインターナップ・ジャパンに委託しており、インターナップ・ジャパンがNTTビズリンクの当該データセンターに通信設備を設置している。
電源設備の障害に伴い、各自治体のWebサイトは名前解決ができなくなり、これにより閲覧ができなくなった。これを踏まえてスマートバリューは各自治体などと調整し、DNSを切り替えるなどして順次、復旧を進めているという。
NTTビズリンクによると、電源設備の故障があったデータセンターは電源の緊急復旧措置を講じている。その結果、2020年6月5日午後2時20分にデータセンター内の照明や空調が復旧したという。同日午後6時をめどにサーバールームの電源を復旧し、それ以降データセンター関連サービスを順次、回復させていく計画だという。
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June 05, 2020 at 03:00PM
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13自治体でWebサイトに障害相次ぐ、データセンター電源故障でDNS動かず - ITpro
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