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横浜の高校生、福岡の屋台にエールのウェブサイト 「また行きたい」高校生15人が作成 - 西日本新聞

 福岡の屋台文化について学習した横浜市の高校生たちが、新型コロナウイルスの感染拡大で大きな影響を受けた屋台を支えるためにウェブサイトを立ち上げた。「他の店にはない温かさやコミュニケーションを肌で感じた」と語る生徒たち。サイトで屋台の魅力や現状を伝え、クラウドファンディングでの資金提供も呼び掛けている。

 サイトを作ったのは、横浜市の公文国際学園高等部1年の真野翠さん(16)ら15人。同学園の中等部では、修学旅行に当たる「日本文化体験」という行事があり、当時中学3年だった真野さんやコースリーダーの越後海斗さん(15)らは昨年のコースの一つだった「屋台文化」を選択。昨年9月、福岡市を訪れた。

 天神や博多の屋台を巡って、設営を見学したりラーメンやギョーザを食べたりした。「『大将、替え玉お願いします』と言うと、笑顔で応えてくれた」と真野さんは振り返る。越後さんも「店主や場所ごとに個性がある屋台は、それぞれが唯一無二」とすっかり屋台ファンになった。

 しかし3月末、真野さんは、コロナ禍で多くの屋台が休業に追い込まれていることをニュースで知った。「自分たちにできることはないか」。自ら発起人として呼び掛け、同級生15人が集まった。自分たちの学校も休校中だったため、ビデオ会議で検討し「屋台サイト」の開設を決めた。

 昨年に訪れた際の写真を同級生から集めたり、屋台業者でつくる福岡市移動飲食業組合に話を聞いたりして情報を整理。屋台の歴史やコロナ禍による影響などの各項目を作り、5月末、「福岡の屋台にエールを!」と題したウェブサイトを公開した

 サイトには来訪者が投稿できるメッセージボードも。「屋台は私の一生のパートナー」「一緒にパンデミックを乗り越えよう」といった書き込みが並んでいる。「金銭的な支援はあまりできなくても、せめて心の支えになりたい」と越後さん。真野さんは「コロナが終息したら、またみんなで屋台に行きたい」と話した。(黒田加那)

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June 19, 2020 at 01:57PM
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